心理学のユングとフロイトそしてシンクロニシティ

精神分析心理学に少しでも興味を持った人なら
誰もが一度は耳する名前、それが
フロイトユングの二人ではないでしょうか。

今回はそのうちの一人、ユングについて調べてみました。

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ユングの生い立ち

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スイスの精神科医・心理学者だったユングは
貧しい牧師の家庭に生まれました。

幼少時から神や善と悪の存在について考え
学生時代にはニーチェなどの哲学書に親しみ
自然と思索への道を深めていったようです。

大学で精神医学を学んだユングは、
精神疾患に悩む人たちの治療を行うなかで
次第に人の深層心理に深い興味を魅かれ、
病気の解明に尽くすべく、心理学の道を歩み始めました。

ユングとフロイト

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ユングを語る上で外せないのが
精神分析学の大家、フロイトです。

20歳近く年上のフロイトをユングは尊敬して師事し、
当初は熱心に意見を求め、親交を深めていました。

しかし、やがて二人の間に見解の相違による壁が
立ちふさがります。

無神論者のフロイトに対してユングは

「信ずると信ぜざるとにかかわらず、神は実在する」

と自宅の扉に彫り付けるほど、その存在を信じていました。

また、筋金入りのオカルト嫌いフロイトに対し
ユングは学位論文のテーマにオカルト現象の心理と病理を
選ぶほどで頑固にオカルトを否定する恩師の前で、
実際に超常現象を起こして見せたという逸話も伝わっています。

そしておそらく何より相容れなかったのは、人の心理は複雑で、
ストレスの原因多種多様であると考えるユングにとって
人の行動や抑圧の原因をすべて「性衝動(リビドー)」
片づけてしまうフロイトの単一的な考え方でしょう。

ユングにとって人の深層心理の奥にある無意識の部分は
フロイトの考えるような性衝動の掃き溜めなどではなく
もっと深遠な謎に満ちた領域に見えていたのです。

ユングが提唱したシンクロニシティと集合的無意識

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ユングが提唱した概念の中でもよく知られているのが
シンクロニシティです。

日本語では「偶然の一致」「共時性」と訳されています。

●何年も会っていない友人のことをふと思い出したら
 ちょうど道の向こうからその友人がやって来てばったり出会う

●解決策が見つからない問題に悩みながら入った本屋の通路で
 うっかり他人にぶつかって床に落とした本を拾い上げたところ
 開かれていたページにその解決策が載っていた

このような意味のある偶然の一致がシンクロニシティなのです。

ユングは人の心の奥底に、人類が意識を共有している部分が
あると唱え、それを集合的無意識と呼びました。

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人が何かを考えたり行動する際に、この集合的無意識から
サインを受け取り意味ある偶然が発生すると考えたのです。

自分の心が誰かとつながっていて、困った時にヒントをくれる。

そう考えると、なんだか不思議ですね。

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