シングルマザーの賛否両論。仕事と生活費、恋愛と再婚と。

 今では珍しくなくなったシングルマザー

未婚で子どもを産んだ女性や離婚・死別した女性と境遇は様々です。

シングルマザーは「人として当たり前のこと」をしようとしても、
批判を浴びることもしばしばだと聞きます。

どうしてシングルマザーと聞くと賛否両論生まれるのか、
実際に私の周りにも数名いるシングルマザーの方々のことを
踏まえて考えてみました。

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【1】シングルマザーは質素な暮らしをしなければいけないの?

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シングルマザーの家庭が旅行へ行ったり、
目新しい物を持っていると「母子家庭のくせに」と言う人、
必ずいますよね。

確かに様々な制度があり、補助金などを自治体から頂いたり、
医療費窓口負担0になったりと、救済制度を利用しながらの旅行などは
「税金泥棒」と叩きたくなる気持ちは分かります。

 けれど、母子家庭は旅行もせず、
質素に暮らさなければならない理由はどこにあるのでしょうか?

子どもを育てていく上で、子どもにも楽しい思い出を
作ってあげたいと思う母心は
シングルマザーではない母親でも共感できる思いですよね?

クラスメイトが遊園地に行っていたと子どもが
羨ましそうに呟けば、連れて行ってあげたいと思うのが
母心なのではないでしょうか。

生活費を切り詰めながら、少しずつ貯金をし、
子どもと思い出作りをする母親を誰が責める権利があるのでしょうか?

 勿論、国や自治体から貰うお金をパチンコなどに
使ってしまうような母親は論外ですが、
必死に働いていれば多少の自由になるお金も出てくると思います。

その中で子どもと自分のために使うお金が出てくるのは当然です。

私は「シングルマザーのくせに」と言うような批判をする方は、
ただ誰かを批判したいだけのご意見番気取りなのかなぁ
と感じることが多々ありました。

 私の友人Aは、早くに夫と死別してしまい、
細腕で小さい子どもを2人抱えていくことになりました。

幸い、正社員として採用してもらうことが出来たので
保育所や実家を頼りながら必死に子どもを育てています。

「母子家庭の子どもだって後ろ指を指す人も
嫌味を言う人もいるけれど、
パパママ両方を担っているんだから泣き言なんて言えないよ」

といつも仕事に家事に育児にと頑張っています。

それこそ「死にもの狂い」という言葉は彼女のためにある
言葉なのではないかとさえ思ってしまう程です。

正社員とはいえ、資格がある訳ではないので
給与はそれほどある訳ではないそうですが、

その中から少しずつ毎月お金を貯めて、
1年に1度子どもたちと3人で家族旅行に行っています。

ご主人との思い出の場所へ子どもを連れて行ったり、
子どもが行きたがっていたスポットなどを家族3人で決めて、
子どももお小遣いを貯めたりと嬉々と張り切っています。

 けれども、そんな友人のことさえも

「母子家庭なんだから貯金に回せ」

と言う人もいるそうです。

 シングルマザーと言えども、そこは一つの家庭であり、
家庭それぞれの価値観があります。

表面上だけを見て批判するのは間違っているのでは
ないでしょうか?

【2】シングルマザーは恋愛禁止!?

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日ごろ、育児や仕事に疾走するシングルマザーでも、
シングルマザーである前に一人の女性であり、

恋愛というものは時に、止められないほどの感情を
抱いてしまうものだと思います。

時には誰かに甘えたい・寄りかかりたいと思う
気持ちは大人であれば、誰でも当然抱く感情だと思いませんか?

 ただ、国や自治体の補助を貰いながら

「再婚をするとその制度を使えなくなるから勿体ない」

という理由だけで籍を入れないカップルも
多いとニュースで見聞きしたことがあります。

要するに、事実婚ではあるけれど
隠しているというような恋愛ですね。

それは明らかに間違っていると思います。

制度を不正利用している訳ですから、
周囲から反感を買うのは仕方がないことだとも思います。

けれど、人を好きになる気持ちというのは理性だけで
セーブできるものではありませんし、

相手も同じ気持ちでいるならば、
男女の仲が深まるのは仕方がないことだと思います。

 私の知人Bのシングルマザーは、
子どもが幼稚園の時に夫の不倫が原因で離婚をし、
シングルマザーになる決意をしました。

勿論、養育費なども毎月振り込んでもらっているようですが、
職場に来た他店のスタッフと恋に落ちました。

 最初は、子どもも小学校低学年でまだまだ手のかかる時期ですし、
恋愛関係になることを悩んでいました。

しかし、その男性からの猛アタックを受け、
遂に恋人同士となりました。

子どもが学校に行っている間の時間帯にごく僅かの
2人きりのデートを重ね、信頼出来る男性と分かると
どんどん愛が深まったそうです。

そのうち、互いに結婚を意識するようにもなりました。

子どもにも紹介すると、思いのほか意気投合してくれ、
彼と3人で休日は遊びに行ったりもしていたそうです。

子どもに

「●●君が新しいパパになってくれたらいいのに」

と子どもに言われ、2人も結婚を決意したそうです。

それまでの時間は1年弱。

それから初婚の彼の親を説得する時間などもあり、
再婚するまでに3年の歳月を費やし、2人は籍を入れ、
子どもも養子縁組をし、彼と親子関係になりました。

 では、その間に母子手当を支給されていたのはNGなのでしょうか?

恋愛をしていて、結婚を意識しても別れもあり得ます。

Bも過去の傷があるからこそ、再婚に慎重でした。

3年間という時間の中で「この人なら」という気持ちが強くなり、
相手もBだけではなく、Bの子どもまでも受け入れる覚悟を
するのには時間が必要だったことでしょう。

 再婚をし、3人家族になったBの家庭はまるで
本当の家族のように仲良しです。

Bは再婚後に妊娠をし、無事に出産しました。

血の繋がらない前の夫との間の子どもと、自分の子どもでは
可愛がり方が違うのではないかと不安もあったそうです。

しかし、Bの現夫は2人の子どもを分け隔てなく愛してくれ、
Bには内緒で前の夫との間の子どもとお菓子を食べて怒られたりと、
誰が見ても愛の溢れる家庭を現在も築いています。

 Bは

「シングルだったころは明日のことさえ見えずに不安だった。
自分が病気になったりしたら、この子はどうなってしまう
のだろうと毎日泣いていた」

と言います。

Bに関して言えば、良い方と巡り合えたおかげで今がありますが、
全てのシングルマザーの恋愛がBのようにいくとは限りません。

恋愛関係になっても、いざ結婚となると逃げだしてしまう
男がいるのも悲しいですが現実です。

 しかし、子どもをないがしろにして「恋する女性」
なりきってしまっているシングルマザーは問題です。

 子どもは見ていないようで、実は母親の言動を
大人が驚くほど見ています。

 彼氏と遊んでルンルン浮かれていて楽しそうだけど、
自分がいなければいいんじゃないかと子どもに思わせて
しまうような恋愛は控えてほしいと思います。

【3】シングルマザーは頑張っているんだよ!

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 今回は私の周りにいるシングルマザーA、Bの体験を
元に執筆させていただきました。

 私は2人とも恵まれている環境下だと思います。

 中には、頼れる場所もなく母子手当ぎりぎり
やっとの生活を送っているシングルマザーも多いのです。

 悲しいニュースもよく流れますよね。

 子どもを置き去りにして子どもが亡くなる事故や
子どもを虐待してしまうシングルマザーもいます。

 シングルマザーは本当は人一倍苦労をしていて、
人一倍頑張っているのです。

しかし世間の目は冷たい。

考えてみてください。

ご自分がもし子どもを抱え、誰にも頼れずに、
ただただ普通の生活を送りたいだけなのに、
何かをすれば批判を浴びる生活を。

貴方でしたら、耐えられますか?

 どうか偏見の目を持たず、シングルマザーや
シングルファザーに対しての価値観を考え直してほしいと思い、
この記事を執筆しました。

 ごく一部の怠けたシングルマザー・シングルファザーを見ただけで、
全てのひとり親をそのくくりで見ないであげてほしいと思います。

何をしてもどんなに頑張っても、批判しかもらえない毎日を
送っているひとり親は沢山います。

褒めてほしくても、認めてほしくても、それさえ許されない
状況にいるひとり親も沢山います。

 父母揃っている家庭でも日常的に起きている問題でも、
シングルマザー・ファザーには冷たい視線を浴びせる人が
多いということを、どうか頭の片隅に置いてもらえたら嬉しいです。

【最後に】

 私の周りでも

「離婚してシングルになった方がいいのに」

と思う程、夫婦仲が冷めきっている家庭もあります。

 子どもが幸せそうにすくすく育っているのであれば、
シングルマザーでも関係ないことではないですか?

人間はどうしても差別をしてしまう生き物です。

けれど、もし貴方の周りに日々奮闘しているひとり親が
いるのであれば、そっと見守ってあげてください。

たまにはガス抜きをさせてあげてください。

一組でも多くのひとり親が差別や批判に負けずに住みやすく、
子どもを育てやすい環境になることを筆者は切に願っています。

世の中のシングルマザー・シングルファザーの皆さん。

一人で頑張ろうとせず、頼れる人がいたら頼ってください。

子どものためにも、ご自分のためにも。

そして、そんなシングルマザー・シングルファザーの方々に
出会った方々は日頃、頑張っていることをどうか優しい言葉
労ってあげてほしいと思います。

その優しさは親を通じ、必ず未来ある子どもたちに伝わるはずです。

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