統合失調症の症状を知って接し方を変えてみよう!

統合失調症という病気をご存じですか?

一昔前まで「精神分裂病」「分裂病」と呼ばれていた、
精神疾患の1つです。

あまり馴染みのない病名だと思われるかもしれませんが、
100人に1人かかるという高い割合で発症している精神疾患です。

今回は、その統合失調症について詳しくご紹介いたします。

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1.統合失調症の主な症状とは

統合失調症には様々な症状が現れるため、
全てを説明することが難しいのですが、
医師が「統合失調症」と判断する主な症状が以下の3点です。

・幻覚と妄想

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統合失調症の方の多くに見られる反応として
幻覚と妄想があります。

特に多く認められている症状として、幻聴があります。

これは患者本人の頭の中で

「お前は消えるべきだ」
「あいつがお前の悪口を言っている」

というような否定的な内容が殆どです。

その他にも他の人には見えない幻視という症状を
訴える方もいます。

例)「エアコンが死ねと叫んでいる」
  「虫が足にくっついていて気持ちが悪い!」(実際はいない)

妄想も幻聴と同じくらいの頻度で訴えられる主訴の1つです。

ありもしない現実が頭の中で膨らんでしまい、
被害意識が非常に高くなります。

周囲の人間が否定しても、
その否定を受け入れられないことが多いです。

例)「職場の上司が悪口を社長に言っている」
  「自分の思考が周囲にすべて読み取られている」

この2つの症状にはある特徴があります。

1つは「患者本人の気分を害するもの」
もう1つは「人間関係に由来するもの」です。

・生活の障害

上記のような幻覚・妄想行動と付随して、日常生活を送るのが
困難になってしまうことも代表的な症状の1つです。

・他人に支配されやすい

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自分と他者との境界線が曖昧になってしまうことで、
誰かに操られていると感じてしまったり、

「自分の意思と反する行動をさせられている」

と言う被害妄想が生じます。

・会話が支離滅裂になる

思考にまとまりがなくなるため、考えが定まりません。

今まで話していた内容から突然別の会話になったり、
話の筋が合わなくなります。

この症状で周囲の人がおかしいと認識しはじめることも
多いようです。

・意欲の低下

部屋が散らかっていても気にしない、着衣の乱れなどに
気付かないという症状が起こります。

そのため、最初はうつ病などと勘違いされる方もいるようです。

・喜怒哀楽表現がなくなる

思考がまとまらないため、喜怒哀楽がなくなりぼーっと
している時間が増えることもあります。

他者への関心もなくなり、
外界との接触を遮断しているように見える症状です。

2.周囲の方のサポート方法

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まずは本人よりも周囲の人間が統合失調症の病歴などを
理解することが求められています。

・通院には付き添い、薬管理などを行う

・適度に休憩をとることが出来ない状態なので、
 疲労が常に患者本人にのしかかっているので、
 怠けていると思わず見守る

・批判は絶対しない。
(周囲はその気がなくても批判的にとらえる
 可能性もあるので言葉を選ぶようにする)

・臨機応変な対応が出来ない状況にあるので、
 細かく指示するようにする

これだけでも患者さんにとってはとても過ごしやすくなります。

3.最後に

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統合失調症は投薬を行ってもすぐに快方に向かう訳ではありません。

良くなったかと思えば、また悪化しているということも
あるので周囲も振り回されてしまうかもしれません。

共倒れにならないためにも公的支援や制度をうまく利用して、
患者さんも周囲の方も疲れをためないことが何より大切です。

未だ、精神疾患は偏見の目を向けられがちです。

その偏見に苦しんでいる方々のこと、
そして100人に1人いう高い頻度で起こりうる疾患だ
ということを少しでも理解していることで、

統合失調症患者さんもその患者さんを支える周囲も
過ごしやすい社会になります。

どうか偏見を持たずに温かい目で見守るようにしてください。

高血圧や糖尿病の方に偏見の目を持たないのと同じで、精神疾患も

「なりたくてなっているわけではない」

ということと

「誰にでも起こりうる可能性がある疾患」

ということを頭の片隅に入れて置いてください。

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