毎年夏になると、お盆や旧盆と言う言葉をよく耳にします。
それに併せて帰省すると言う人も少なくないと思います。
ですが、改めてお盆や旧盆と言われても良く分からない人も
多いのではないでしょうか?
少し調べてみようと思います。
お盆とは?英語では?お供えは?
お盆を英語で書くと、「tray」(トレー)は別の意味だから、
「lantern festival」「Bon Festival」「Obon」
英語ではフェスティバル、つまり祭りなのか?
祭日ではないのだが・・・。
そのまま「Obon(オボン)」と言うことも有りなんですね。
お盆休みを「Obon holiday」と訳すこともあるみたいです。
本来のお盆の意味としては
「盂蘭盆会(うらぼんえ)」や「精霊会(しょうりょうえ)」
と言い、先祖の霊を迎えて供養する行事のことを言います。
その方法は地域によって様々で、
さらに宗派によっても異なります。
お盆の入りには、霊をお迎えするお供えの棚、
盆棚の飾りやお供えを済ませ、
夕方に門前で迎え火を焚きます。
精霊馬(しょうりょううま)と言われる、
ナスとキュウリで作った馬や牛を作る地域もあります。
これはキュウリの馬で早くお迎えをして、
ナスの牛でのんびりと帰ってもらう
と言う意味があるそうです。
そして今度は送り火を焚いてお墓に帰ってもらうのです。
送り火ではなく、
精霊流しや灯籠流しを行う地方もあります。
旧盆と沖縄の関係?
では旧盆とは何でしょうか?
それは旧暦の7月15日のお盆の事を言います。
これは沖縄や奄美地方などで主流となっている日程で、
旧暦の日付通りに行われます。
ですので、毎年日付が変わり、時には9月に
ずれ込むこともあるのです。
他にも新暦の7月15日にお盆を行う地域では、
新暦8月15日に行うお盆のことを
旧盆と呼んだりもします。
全国的にはこの、新暦8月15日にお盆を行う地域が
多いようです。
旧盆と新盆?
新盆と言う言葉も聞いたことはありませんか?
旧盆が旧暦の7月15日ならば、
新盆は新暦7月15日のことでしょうか?
実は新盆とは、全く違うことなのです。
新盆とは初盆とも言い、亡くなって49日の法要が終わり、
次に迎える最初のお盆のことを言います。
この年は特に丁寧に供養を行います。
家族や親戚、親しかった人などを招いて法要を行ったり、
新盆用の白提灯を飾ったりします。
仏になった故人が、始めて里帰りをするのだと考えると、
より丁寧に迎えてあげたい気持ちも分かりますね。
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