ユネスコの活動に思わず感動!世界遺産だけじゃなかった!

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最近のニュースを賑わせ、テレビでよく特集を組まれるように
なった「富岡製糸場と絹産業遺産群」

日本では18件目の世界遺産だそうです。

そのニュースや特集では、世界遺産ユネスコと言う言葉も
一緒によく聞きますよね?

ユネスコの世界遺産などとも言いますが、ではユネスコとは?
そんな疑問を持つ方もいらっしゃるかと思います。

なので少し調べてみました。

ユネスコとは?

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ユネスコの正式名称は「国際連合教育科学文化機関」と言い、
英語での正式名称の頭文字を取って「UNESCO」
日本語では「ユネスコ」と呼ばれています。

本部はフランスのパリにあり、国連の専門機関の一つで、
教育、科学、文化の発展と推進を目的としています。

ユネスコ憲章の前文に

「戦争は人の心の中で生まれるものであるから、
人の心の中に平和の砦を築かなければならない」

とあり、教育や文化の振興を通して、戦争の悲劇
繰り返さないと言う理念を掲げています。

ユネスコの活動は?

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ユネスコの活動には、大きな二つの目標があります。

まずは「万人のための基礎教育」

これは識字率の向上、義務教育の普及などの活動です。

世界中で、文字を読み書きし、理解することが出来ない人は、
約9億人居ると言われています。

それを施してくれる義務教育も、誰でもが受けられる訳では
ないのです。

その普及こそが、貧困から脱出する足がかりになるのです。

次に「文化の多様性の保護および文明間対話の促進」

この活動に、世界遺産の登録や保護が入ってきます。

他にも文化多様性条約の採択、ユネスコ記憶遺産事業などを
実施しています。

世界遺産とユネスコ?

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では世界遺産とは何でしょうか。

世界遺産には大きく分けて、3つの種類があります。

ピラミッドやベルサイユ宮殿などの「文化遺産」。
屋久島やグランドキャニオンなどの「自然遺産」。
マチュピチュやタスマニア原生地域などの「複合遺産」。

これを世界中の人々共通の遺産として未来に引き継いでいこう、
と言うのが、世界遺産の大まかな趣旨です。

世界遺産に登録されると、その景観や環境の保全
義務づけられます。

そうすることで、人類の遺産を失わせないような配慮が
なされるようになるのです。

無形文化遺産と和食?

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世界遺産と言うのは、移動が不可能な不動産や、
それに準ずるものが対象になります。

ですが、和食が文化遺産に登録された、などという
ニュースも聞いたことはありませんか?

和食はもちろん移動は可能で、不動産でもありません。

これは「無形文化遺産」というものになり、同じユネスコ内に
ありますが、世界遺産とは別個のものになります。

民族文化財、フォークロア、口承伝統などの無形のものが保護の
対象になり、日本では歌舞伎や能楽、浄瑠璃などが、多数登録
されています。

子どもたちとユネスコ

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遠い昔から現在までに残された歴史的建造物や自然。

世界遺産に登録され、人類の遺産として守って行くには、
これから先の未来が重要です。

未来を担うのは子どもたち。

その子どもたちに向けて開催されているのが、
「ユネスコスクール」「ユネスコキッズ」です。

ユネスコスクールでは、ユネスコの理念を学校現場で実践する
ことを目的とし、世界中の学校と交流を図り、情報や体験を
分かち合い、地球規模の諸問題に取り組めるような新しい
教育内容や手法の開発、発展を目指しています。

1カ国当たりの加盟校数は日本が世界最大になっています。

ユネスコキッズは、子どもたちに向けた環境教育プログラムで、
docomoが協賛するユネスコ公認のウェブサービスです。

自然を好きになった子どもは 自然を壊さない大人になる、との
考えから、多くの世界自然遺産に触れ、一人でも多くの子どもに
自然を好きになってもらう活動をしています。

遠い過去から遠い未来までを見据える活動を、ユネスコは
続けているんですね。

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