日本の国土面積は世界の0.25%にすぎませんが、
世界で起きている地震活動のうち、
実に20%以上が日本で起きています。
地球は14、5枚のプレートで覆われ成り立っていますが、
そのうち日本列島の下には4枚ものプレートが
重なりあっているからです。
関東大地震だけでなく、東海、近畿、四国太平洋側で
想定されている南海トラフ巨大地震など、
いつどこでまた巨大地震が起きてもおかしくない今、
各家庭では防災用品はもちろん、
水や食料などの非常食を数日分でも用意しておく
必要があります。
皆さんはちゃんと準備していますか?
非常食の備蓄量はどれくらい必要なの?
成人一人あたり、一日に必要な水分は
約2.5リットルと言われています。
そのうち、食事から1リットルは摂取しますので
飲み水だけで1.5リットル、また飲用だけでなく
他での利用も考え、一人一日3リットルの水を
まず用意しておく必要があります。
食料については、缶詰、レトルト食品、菓子など
消費期限の比較的長い物を普段から多めに買っておき、
そのストック分から消費していき、半分使ったら
また半分買い足し、常に一定量を備えておくという
「ローリングストック法」ですと、賞味期限を
気にすることなく、無理なく備蓄することが可能です。
とはいえ、いざというときは火が使えない状況だったり、
手間なく食事ができるようにしなければなりませんので、
やはりいわゆる防災用非常食も備蓄しておきたいですよね。
非常食の種類はどれくらいあるの?
最近は、非常食も種類が多く、レパートリーも豊富です。
日本人にとってもっともありがたい非常食が、
水だけでご飯ができあがるアルファ化米です。
ドライカレーや炊きこみおこわ、えびピラフなど
味付けが様々あり、辛い非常時にも少しでも
満足のいく食事がとれそうです。
他には水なしでもそのまま食べられる
レスキュー米という商品もあります。
また最大5年間保存可能なパンの缶詰という商品もあり、
缶切り不要でふわふわ柔らかい風味豊かなパンが
非常時でも食べられます。
そして災害避難時に不足すると言われるのが
緑黄色野菜ですが、最近は野菜をフリーズドライして
長期保存可能とした商品もあります。
そのままスナックとして食べることもできますが、
水に浸してもどすことで、野菜の食感がよみがえる
という優れものです。
非常食は何日分用意すればいいの?
ライフラインの復旧、救援物資の到着までおよそ
3日かかるため、3日間の非常食を準備しておくことが
望ましいと言われていますが、
昨年5月、政府の中央防災会議は、南海トラフ巨大地震に
関しては1週間分の備蓄が必要、との見解を発表しました。
しかし、三重県の調査では、3日分の備蓄ですら全体の25%の
家庭でしか行っていないとの結果を出しています。
ショッピングサイトなどで「非常食」で検索をしますと
たくさんの商品がヒットします。
比較して検討することができますし、重くかさばる物は
こういった通販を利用して手軽に準備するのも
良いかもしれませんね。
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