先日、近所で単独事故が起きました。
あまりの音に外へ飛び出してみると、
「通常であればハンドルを切る場所ではないところでハンドルを切った」
事故が起きていました。
まずは、ドライバーの安全確認を…と思い、
車に近づくと明らかなアルコール臭!
その後、近所の通報で警察がやってきて、
自走不可能になった車はレッカー移動、
騒動を電話で知り駆け付けた家族は、
怒りと悲しみを全身で表現していました。
幸い、ドライバーの方は軽傷で済んだようですが
罰則が下ることになるでしょう。
お酒を飲む機会も増える前に、
皆さんに飲酒運転の危険性を再認識して頂こうと思い、
今回の記事を執筆しました。
1.飲酒運転の種類
飲酒運転には、酒気帯び運転・酒酔い運転と
2パターンあるのをご存じでしたか?
酒気帯び運転
・違反点数25点
・罰則は3年以下の懲役または50万円以下の罰金
酒酔い運転
・違反点数35点
・罰則は5年以下の懲役または100万円以下の罰金
となっており、酒気帯び運転でも呼気中のアルコール濃度が
0.25以上だった場合は免許停止処分を受けることとなります。
また車を運転するとわかっていてお酒を提供した場合や
「お酒を飲んでいる」
と知っている状態で車に同乗した場合も、
罰則の対象になっています。
2.お酒が抜ける時間って?
お酒を飲んだからといって、
すぐに酔いが回るわけではありません。
また「酔っている自覚」が欠如します。
お酒は肝臓で分解されますが、全身に行きわたり
アルコール濃度が上がるまでには若干の誤差があります。
深夜遅くまで飲酒をしていた場合は、
翌日の午前中まで血中アルコール濃度が基準値を
超えている可能性があります。
いくらサウナに入っても、睡眠をとってみても
「酔いが冷めたから大丈夫」ではないということを
知っておいてください。
例えばお酒を3合飲んだ場合は、
分解されるまでに最低でも12時間の時間を必要とします。
「宴会の初めの乾杯だけ」と2時間程度の宴会を楽しみ、
帰りは運転をして帰る方もおられるようですが、
これも立派な飲酒運転です。
お酒を1滴でも口にしたのであれば、
代行やタクシーなどを利用することが求められています。
3.飲酒運転の悲惨さを知ってください
筆者の友人は飲酒運転の車に追突されて10数年経ちますが、
今でも後遺症に苦しんでいます。
「自分はお酒に強いから」
「(飲酒をして)数時間経ったから」
そんな安易な理由でハンドルを握る悪質ドライバーのせいで、
尊い命を奪ってしまう危険性があります。
飲酒後に安易にハンドルを握ってしまい、
一生償いきれない代償を抱えてしまったドライバーも
たくさんいます。
飲酒運転を軽視している方々に
「あなたが大丈夫だと思う根拠はどこにあるの?」
と筆者は問いたいです。
数百円のお酒を外で楽しく飲み、
一生かけても返し切れない代償を支払うメリットは
ありますか?
お酒は快楽を感じさせてくれる百薬の長でもあり、
人を簡単に破滅に追い込む悪魔の化身でもある
ということをどうか心の片隅に入れて置いてくださいね。
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