庭先で危険な虫といえば、
蜂や毛虫・蚊などが挙げられますね。
蛾は見たくないけれど、
人体に害を及ぼすことは少ないと思っていませんか?
実は毒蛾と呼ばれる蛾の種類がおり、
これに刺されると皮膚炎を起こしたりすることがあるんです!
今回は、そんな毒蛾の中でも『チャドクガ』
と呼ばれる蛾についてご紹介したいと思います。
1:チャドクガの生態
チャドクガは幼虫・成虫ともに毒針毛を持ち、
1年の間に2回孵化します。
時期的には4~6月頃、9月~10月頃と言われていますが、
異常気象などの影響で年に3回孵化する事例も
報告されているそうです。
サザンカやツバキ・チャの葉に卵を産み付け、
幼虫(毛虫)はその葉を食べて成長します。
幼虫は4月頃と8~9月頃に活動をし始め、
葉を食害していきます。
またこのチャドクガの毒針毛は風に乗って
飛散することもあるので要注意です。
自宅や近所にサザンカやツバキなどが植えてある場合は、
卵がないか、さなぎがいないかなどこまめに
チェックするようにしましょう!
その際には帽子・眼鏡・マスク・長袖長ズボン・手袋などを着用し、
毒針毛に触れないように細心の注意を払う必要があります。
2:駆除の方法
もし幼虫や卵を見つけたら、早急に駆除をしましょう!
・殺虫スプレーをまく
などで幼虫の場合は駆除が可能のようですが、
見えない場所にまだ幼虫がいる恐れがあります。
樹木ごと殺虫したい場合は液体殺虫剤も効果的です。
不安な場合は、プロに駆除の依頼をしてみるのも
いいと思いますよ。
成虫になると、灯りに飛んでくる性質がありますので、
網戸をしっかり張ることや、
壁や窓ガラスに噴射できる虫予防スプレーを
散布しておくといいでしょう。
うっかり家に入ってしまった場合は、殺虫剤を撒き、
ティッシュなどで包んで処理しましょう。
3:うっかり刺されてしまったら
もし刺された場合や「刺されたかも!」と言う場合は、
患部にセロハンテープなどを張り毒針を抜き、
石鹸でよく洗って流水でよく洗い流しましょう!
絶対に掻いたり、こすったりしてはいけません。
ただちに皮膚科などに行き、
患部を見てもらうようにしましょう。
市販の虫刺薬をむやみに塗って、余計に酷くなるよりも、
正しい薬を使った方が後々苦労しません。
子どもなどは、何に刺されたか分からない
ということもあるので、
もし患部が赤くなっていたり腫れあがって
いるのであれば、早急に皮膚科を受診しましょう。
いかがでしたか?
サザンカやツバキが庭先にある方は、
孵化の時期前に対策を練っておくなどの配慮を
するようにしましょう!
チャドクガの実際の体験を伺いました。
=>チャドクガ怖い!幼虫である毛虫の毒針に刺されて皮膚炎に!
=>痒みがひどくなる!恐るべきチャドクガ毛虫の毒針!
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