脂質異常症とは、生活習慣病の1つであり、
動脈硬化や心筋梗塞・脳梗塞を引き起こす恐ろしい病気です。
今回はその脂質異常症についてご紹介したいと思います。
1:脂質異常症とは?
脂質異常症とは、血液中の中性脂肪やコレステロールの値が
多すぎる病気です。
しかし、自覚症状がないために健康診断などで指摘されて
気が付くケースが多いものです。
LDLコレステロール(悪玉コレステロール)値が高すぎると、
脂質が血管の壁に張り付いていき、動脈硬化や心筋梗塞、
脳梗塞などの発作を起こして初めて発覚するというケースが
多いようです。
また、家族性高コレステロール血症と呼ばれる分類のものもあり、
日本人では500人に1人という高い割合で起こっている遺伝性の
ものも存在しています。
2:脂質異常症の治療とは?
脂質異常症の治療は主に生活習慣の改善、投薬治療が
主に行われています。
生活習慣の改善では主に、食事療法を指導されることが多く、
適正体重まで体重を落とす減量なども有効とされています。
大豆製品や青魚などはコレステロールを下げてくれる食品で、
ジャンクフードなどは逆にコレステロールを上げる食品なので
避けるように指示をされることが多いようです。
また、運動療法などで体重を落としたり、
ストレスの緩和を図ると効果的とされています。
生活習慣を改めた上で再検査を行い、
コレステロール数値が下がっていくようであれば、
そのまま生活習慣の改善を行いながら定期的に血液検査を
行う治療法の一方で、なかなか数値が下がらない場合や
年齢に応じて投薬も併せて行うことがあります。
また煙草も動脈硬化を進めるものですので、
禁煙も一緒に行うように指導されることが多いようです。
3:脂質異常症の予防とは?
脂質異常症の予防は、以下のようなものが挙げられます。
(大豆製品など)や青魚、食物繊維などを積極的に
取り入れてみる
・禁煙を行う
・適度な有酸素運動を行う(1日10分程度でもOK)
・睡眠をしっかりとる
・ストレスを溜めこまない
・メタボな人は減量を行う
そして、健康診断などで定期的に血液検査を行い、
自身の血中脂質の値を把握しておくことが重要になります。
しかし、家族性高コレステロール血症の場合は、
それだけでは改善が難しいので医師と相談が必要になります。
いかがでしたか?
自覚症状の現れにくい病気は、自分自身が常に
「自分の体と向き合う時間」を大事にしておくことで
予防できることも出来ますし、早期発見にも繋がります。
「自分は健康!」と過信せずに、年に1回は血液検査などで
コレステロール値が標準値内に収まっているかをチェック
しましょう!
また、心配な方は内科の医師に相談しに行き、
自分の体の状態を知っておくのも大事なことですよ!
コメント