河津町で河津桜祭りが開催されるということで、
カワヅザクラ(河津桜)について調べてみました。
カワヅザクラ(河津桜)とは?
「カワヅザクラ」とは、伊豆河津温泉郷がふるさとの、
桃色の濃い花の大きい桜です。
1月下旬頃から咲き始めるため、日本一早咲き
とも言われています。
寒い時期に咲き始めるので、花が散りにくく、
花期が一か月と長いのも特徴です。
実はこの桜は、1955年に河津町で偶然発見されました。
地元の方が1968年頃からこの桜の繁殖・普及に尽力され、
その後の学術調査の結果、「オオシマザクラ」と「カンヒザクラ」
が自然交配した新種と判明しました。
そして1974年に「河津桜」と命名、翌75年に「河津町の木」
に指定され、現在では日本各地で楽しむことができます。
原木は、天然記念物に指定され、
河津町にある発見者の方のお庭に現存しており、
現在樹齢およそ五十年、樹高はおよそ10mにまで
成長しているそうです。
河津桜祭りとは?
河津町では毎年この時期、河津桜まつりを開催しています。
今年は第24回を迎え、
2月5日から3月10日までの予定で行われます。
まだ現時点ではどの地区の桜もつぼみの状態とのことですが
(河津桜まつり情報局→http://www.kawazuzakura.net/kaikainfo.html)
見ごろを迎えた、河津駅周辺から河津川沿いに
かけての桜並木は、まるで桜のアーチトンネル
のようで圧巻の一言です。
同時に、川沿いの足元には黄色い可憐な菜の花が咲き誇り、
ピンクと黄色のコントラストが何ともいえません。
また、各所に会場が設けられ、桜まつりを盛り上げる
様々なイベントが開催されます。
町の皆さんによる産直市場や、B級グルメ実演販売、
ミニクラシックコンサート、さらに日が暮れると
各所で桜のライトアップを見ることができるので、
昼も夜も桜を楽しむことができます。
町内にある8,000本の河津桜のうち、
特に枝ぶりの良い立ち姿の美しいものが「名木11本」
に指定されており、こちらもライトアップされます。
ちなみに、昨年2013年は、
3月の初め頃が一番の見ごろだったようです。
ぜひ一度出かけてみてはいかがでしょうか。
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