二月三日は節分の日ですね。
以前は節分の日と言えば、「鬼は外、福は内」
のかけ声とともに豆まきを各家庭で行うのが
一般的でした。
しかし、ここ十五年ほどでしょうか、
豆まきよりも恵方巻を食べる習慣の方が
メジャーとなってきています。
節分での恵方巻きとは?
節分の日の夜に、その年の恵方に向かい、
太巻きの巻き寿司をまるごと一本、
願い事を心で唱えながら無言で食べると
縁起が良い、という行事です。
恵方巻きの由来は?
この習慣がいったいいつどこで始まったのか、
興味があり調べてみました。
すると、
「江戸時代、大阪の商人たちが商売繁盛を
願って節分の日に始めた」、
あるいは
「大阪船場の旦那衆たちと遊女との節分の日の
花魁(おいらん)遊びが始まり」等々、
いずれも大阪が発祥だと言う説がほとんどでした。
その後昭和にはいり、
大阪の寿司や海苔に携わる商人たちが販売促進の目的で
「節分の丸かぶり寿司」という宣伝を始め、
のちのちの寿司業界がそれを利用して宣伝販売活動
をする動向に至り、平成十年に大手コンビニエンスストアが
全国発売したことで一気に日本中に認知されるようになったそうです。
なんだか商人たちの思惑どおりに世の中に
広まったという感じも受けますね。
恵方巻きの方角は?
とは言え、ここまで深く世間に浸透したのですから、
縁起担ぎとして乗じておかない手はありません。
今年2014年の恵方は「東北東やや右」だそうです。
恵方とは、歳徳神(陰陽道で言うところのその年の福の神)
がいらっしゃる方角で、吉がある方角のことです。
この方向に向かって行動すると良い結果が
生まれると言われています。
現代ではこだわる人も少ないかもしれませんが、
自宅から見て恵方にある神社やお寺にお詣りすることを
恵方詣りと言います。
年間を通して開運の方角にあたるので、
外出する際は一旦恵方に向かって歩き出してみるなど、
今年一年、恵方を気にかけて過ごしてみるのも
良いかもしれませんね。
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