近年、アパートやマンションなどでもペット可物件が増え、
ペットを家族の一員として迎える方が増えています。
私も愛猫がいますので、
動物病院などで色々な飼い主さんとの交流があります。
今回はその中で感じた、「ペットとの出会い方」について、
私の意見を書かせていただきたいと思います。
1:殺処分の実情を知っていますか?
平成19年度の統計によると、保健所に持ち込まれた
犬猫の殺処分件数は310,457匹という驚愕の数値があります。
毎日、罪のない犬猫が殺処分という
悲しい人生の終わり方を迎えています。
中には「もう飽きた」なんていう飼い主もいるそうです。
実は、この保健所に収容された犬猫も、
譲渡が可能だということを知っていましたか?
勿論、譲渡をする際の審査(居住形態など)がありますので、
行ったからといってすぐに譲渡してもらえる訳ではありません。
(注:各自治体による)
産まれたばかりの子犬や子猫、そして今まで愛されてきたであろう
犬猫がまるで自分がこれからどうなるのかを悟っているかのように
檻の中に収容されています。
昨今では、血統書がついていたであろう種類の犬猫も
いるようです。
私の友人は、保健所からボロボロになっていた犬を
家族として迎え入れました。
檻の中の彼と目が合った時に「この子がうちの家族だ」
と思ったそうです。
最初こそ、人間を警戒し、
ご飯も排泄も躾がなっていないかのような振る舞いをし、
人間の言うことすら聞かなかったそうです。
けれど、友人家族が献身的に愛していく内に
シャンプーもお散歩もマナー良く、
躾の出来ている性格の子に戻っていき、
今では友人に生まれた赤ちゃんを「僕が守る!」
と言わんばかりに遊んでくれています。
そしてボロボロだった毛並みも、綺麗なブラウンの毛艶で
今では保健所から迎え入れたとは思えないほどの
ハンサムな犬になり、幸せに暮らしています。
2:ボランティア団体の譲渡会も!
うちにいる愛猫は、
ボランティア団体の譲渡会で巡り合った子です。
既に避妊手術も済んでおり、
ワクチン接種も行われていました。
引き取る際に、募金という形でいくらか支払いましたが、
あくまで気持ちで結構とのことで、中には小学生が一目惚れをし、
親にOKを貰ったからと親同伴で譲渡会に再度訪れ、
自分のお小遣いから募金をしたなんていう子もいたそうです。
我が家の愛猫は、目が開いて間もないであろう時期、
寒空の中段ボールに新聞紙という簡素な中に捨てられていた子を
ボランティア団体が保護してくれた子です。
今では「美人さん」と評判な可愛い子です。
(飼い主バカが入っていますが)
3:ペットショップに行く前に一度考えてみてください。
上記の2つのパターンのように、ペットショップから
迎えていないペットを飼っている人も沢山います。
血統がしっかりしている子。それを望むのは何故ですか?
ペットショップでチヤホヤされている子犬や子猫と、
明日には殺処分されてしまうかもしれない犬猫の命の重さは
同じだと思いませんか?
是非、ペットをと考えた時には保健所や譲渡会などに
足を運んでみてください。
その中で、あなたの最良のパートナーとなる子が
待っているかもしれません。
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