更年期に差し掛かる頃から老人になると女性の多くが
悩まされる「骨粗鬆症」。
名前は聞いたことがある。骨がもろくなるらしい。
というようにニュアンス的に知っている方も多いと思います。
今回はそんな骨粗鬆症にスポットを当ててご紹介したい
と思います。
1:骨粗鬆症とは?
骨粗鬆症とは、骨がスカスカになってしまう病気です。
骨がスカスカになり脆くなることで、
骨折をしてしまいやすくなるなどの症状が出てきて、
寝たきりになる高齢者も多いと言われています。
現在では約1000万人が骨粗鬆症に苦しまされている
と言われており、自覚症状も乏しいことから予備軍も
含めるともっと多くの方が骨粗鬆症にかかっている
のではないかとも言われている病気です。
2:骨粗鬆症の症状とは?
骨粗鬆症になると、
・身長が縮んだように感じる
・腰痛があるが、脊椎や腰椎に異常がない
・骨折しやすくなる
・息切れがしやすくなる
・排便がしにくくなる
・運動障害
などといった症状が現れます。
またよく使う手首などの痛みを訴え、
骨粗鬆症が判明する方も多いとのことです。
3:骨粗鬆症の診断・検査とは?
骨粗鬆症かどうかを調べるためには、
・レントゲン
・血液検査&尿検査
・身長測定(20歳の時の身長と比べる)
などが挙げられます。
多くの病院では骨密度を測定する検査機器が用意されており、
痛みなどを伴わずにすぐに骨密度の測定が出来るように
なっています。
閉経前後や50代に差し掛かったら定期的に
骨密度の検査をしてもらっていると安心ですね。
4:骨粗鬆症の治療とは?
骨粗鬆症の治療は主に投薬治療です。
ビタミンD3やビタミンK2などのビタミン製剤や、
ビスフォスフォネート製剤と呼ばれる骨密度を
増やす効果のある薬などが処方されることが多いようです。
また女性ホルモンを上げるためにホルモン剤が
処方されることもあります。
その他には、生活習慣を改善するような指導があります。
5:骨粗鬆症の予防をするには?
骨粗鬆症は日頃からちょっとしたことを
気を付けるだけで予防できるとされています。
例えば
・カルシウムの摂取(700mg~800mg/日)
牛乳やカルシウムを豊富に含む食材(小魚、小松菜、
チンゲン菜、大豆製品)を日頃からよく摂取するようにする
・適度な運動
ウォーキングや片足立ちなどの運動を日頃から行うように
気を付けるだけでも、骨折や転倒防止にもつながる他、
骨粗鬆症を予防することができる
・転倒しやすそうな場所やトイレに一工夫
家の中の段差や、トイレなどの転倒しやすい場所に
一工夫をしておくこともとても大事なことだと言えるでしょう。
段差をなくす、手すりをつけるなどのちょっとひと手間を
かけておくだけで転倒することを防ぐことが出来ます。
骨粗鬆症にならずとも、こういった工夫は大事な予防策
と言えるでしょう。
いかがでしたか?
寝たきりになってしまうよりも日頃から骨に気を付けて
あげることで楽しい毎日が過ごせるようになります。
高齢化社会と言われている今の日本。
快適な毎日を送れるように今日から骨を
いたわってあげませんか?
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