古都奈良にはたくさんのお寺があります。
有名なお寺から地元で愛されている小さなお寺まで1000を
超えるお寺がひしめき合っています。
その中でもお勧めなのが桜井市にある「長谷寺」です。
奈良県桜井市にある長谷寺とは?
関係寺院三千ケ寺を有する真言宗豊山派の総本山で
「花の御寺」としても親しまれています。
また、枕草子や源氏物語、更級日記など数多くの古典文学にも
登場するお寺で、源氏物語に登場する二本の杉は現在も境内に
残っていて夜間はライトアップされています。
花のお寺の名前通り桜・牡丹・しゃくやく・紫陽花・れんげ・
てっせん・紅葉など四季折々の花が咲き誇りますが、
その魅力は花だけではありません。
花が咲いていない時期にこそ行って頂きたいと思う
魅力もあるお寺なのです。
長谷寺はそれはそれは長い階段を上って本堂に行きます。
「もうだめ・・・足痛い・・・」
と思った時に休憩出来る踊り場に出るなど気が付けば最後まで
上っていけるとても不思議な階段です。
階段を上っている時は長谷寺の歴史などがガイダンスで流れていますので、
それを聞きながら花を眺めつつ上ればそれほど辛くないかもしれません。
また、途中に茶室があり500円でお抹茶と和三盆のセットを
頂けます。
緑の山々を見ながらゆっくり休憩できますのでぜひ立ち寄って
頂きたいです。
長谷寺の本堂には舞台がある
そして、一番最後まで上るとそこは本堂。
薄暗い正堂に安置されている御本尊は本当に迫力があり
ヒヤッとした空気が神聖な場所であると実感させられます。
本堂には舞台があり季節の花を眼下に澄んだ空気を楽しめます。
大きく深呼吸すると心も体もリフレッシュされるような
気分になりますよ。
ここの舞台から二本の杉がはっきり見えますので
頑張って上って欲しい場所です。
この空気と緑こそ長谷寺の魅力ではないかと私は思っています。
階段を上る事が困難な方には本堂まで送ってくれる車があります。
入山受付の所でお願いしてください。
四季の花がある時も緑が溢れる時も違った顔、
同じ空気で迎え入れてくれる長谷寺。
奈良公園や平城京跡からは距離がありますが、
是非その空気を体験して欲しいお寺です。
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