春には山菜、夏にはトマトやキュウリ、
秋はかぼちゃやイモ類、冬は白菜や春菊。
四季のある日本には四季の旬野菜があり
食卓を美味しく彩ります。
旬の時期に食べる野菜は美味しいの?
旬の時期に食べる野菜は美味しい
と言いますが、スーパーには旬に関係なく色々な野菜が
並べられています。
栽培方法の多様化によっていつでも食べられるように
なったわけですが、旬の時期とそうでない時期の野菜にある
違いって分かりますか?
冬のにんじんと夏のにんじん
例えば冷蔵庫の常連「にんじん」
旬は秋から冬にかけてです。
しかし、人参が冷蔵庫にない季節はないですよね。
冬のにんじんと夏のにんじん。
並べて比べる事は難しいですが、色が違います。
冬のにんじんの方が濃いオレンジをしていて甘みが強いです。
それは含まれる栄養素が夏のにんじんに比べて多いから。
βカロテンの量だけで見ると冬の75%以下しか
夏のにんじんには含まれていません。
旬野菜の栄養素が昔に比べて減った?
旬野菜の栄養素が昔に比べて減ったと言われるのは
旬時期でなくても野菜が出回っている事が原因だったのです。
実際、旬時期の野菜の栄養素の量は昔と比べて変わりありません。
そしてそれぞれの時期の野菜にはそれぞれの時期に必要な
栄養素が多く含まれています。
春野菜にはデトックス効果が高く含まれます。
閉じこもりがちだった冬に体内に溜めてしまった毒素を
排出してくれます。
夏野菜には塩分を体外に排出してくれるカリウムが
多く含まれていたり暑さに弱った体に栄養を補給
してくれる効果があります。
秋野菜は夏に疲れた胃腸を整える効果が、
冬の野菜には体を温める効果などがあります。
そして、栄養価の高い野菜は味が濃くとても美味しいです。
身体が欲している栄養素を含んでいるので
美味しく感じるというのもありますが。
栄養素や味の面から考えても旬野菜を積極的に
食べるようにしたいですね。
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