4年に一度のスポーツの祭典、オリンピック。
今年はロシアのソチで開催され、さまざまな人間ドラマと
感動を私達に与えて、終幕を迎えました。
ソチと日本の時差は約5時間。
スキー、スノボ、フィギュアスケートと日本人選手の応援に
連日寝不足気味の人も多かったのではないでしょうか。
さて、スポーツ競技と言っても最近では選手個人の
技術や才能の他に採点に大きな影響を与えると
言われているのがロビー活動。
お隣の韓国でも、熱心なロビー活動を行っている
という話を耳にします。
そもそもロビー活動とはどのようなものなのか、
少し調べてみました。
ロビー活動とは?意味は?
もともとは自分の要求を通し、政治的な影響を
及ぼすことを目的として私的におこなう活動
のことを意味するそうです。
語源の由来はアメリカのグラント大統領の時代、
ホテルのロビーでくつろいでいた大統領に
陳情を行ったことからとされています。
自分たちの既得権益を守ったり、状況を有利にするために
影響力のある人物や団体に対してアピールする行動、
それがロビー活動というわけです。
ロビー活動は誰を対象に?
ロビー活動は個人・各種団体問わず、広く行われています。
自分たちの意見や利益を通すことが目的ですから
さまざまな業界や団体、政治家、官僚などが
そのターゲットになります。
スポーツ競技会などの場合は、採点に影響力を与えると
思われる審判や運営委員などがその対象になるわけです。
ロビー活動どんな方法をするの?
一口にロビー活動といっても、いろいろな方法があります。
一般的にはターゲットに対するアピール、
いわゆる「陳情」が多いと思われます。
さらに署名を集めるなどターゲットに圧力をかける、
金品や品物などをプレゼントする、という方法もあるでしょう。
ただ、献金やプレゼントなどは贈賄にあたる場合もあるため
表立っておおっぴらに行われることは少ないと思います。
ロビー活動オリンピックで効果あるの?
オリンピックでは知名度や競技人口が少なかったりした場合
開催国の判断で競技種目から外されてしまうことがあります。
レスリングがオリンピック競技の除外対象となった時は
国際オリンピック委員会に対するロビー活動不足が原因と
話題にもなりました。
ロビー活動だけですべてが決まるわけではありませんが
大きな影響を与えていることもまた事実。
選手が試合に集中できるよう側面からバックアップするためには
国にも本腰を入れてロビー活動のような
高度な駆け引きを行ってほしいものですね。
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