装飾品として有名なプラチナ。
工業用にも使用されている、
プラチナについて調べてみました。
プラチナとは?
「白金」とも言われる元素番号78、元素記号Ptの金属です。
学術用語では白金の方が正解。
装飾品として憧れられる存在でもあります。
プラチナはその性質から酸やアルカリに対して強い耐性を持ち、
王水以外には溶けません。
火に対してもとても強くその融点はなんと1772°。
ちょっとやそっとじゃプラチナを変色させる事は
出来ないのです。
またプラチナの年間生産量は金の約20分の1ほど。
壊れにくくいつまでも白く輝くことから世界中で
愛される金属ですが、その希少性ゆえに
指輪ひとつでも高額になります。
一生にひとつはプラチナリングを!
と婚約指輪や結婚指輪にプラチナが選ばれる理由が
よく分かりますよね。
工業用で使用されるプラチナ
装飾品としての価値に目が行きがちなプラチナですが、
色々なものに対する強さから他の場所でも活躍しています。
例えば、自動車の排気ガスの浄化触媒。
自動車の添加プラグや廃棄センサーなど過酷な場所にも
よく使用されています。
化学工業では水素化反応の触媒として活躍し、
燃料電池への利用も盛んです。
高価な金属にも関わらず色々な場所で使用されるのは
プラチナの代わりになる金属がないからです。
見える場所では輝き、見えない場所では黙々と
人々の生活を支えてくれているのですね。
プラチナの産出国は?プラチナとホワイトゴールドとの違いは?
ちなみにプラチナの主な産出国は南アフリカ共和国です。
75%ほどのシェアを占め、2位がロシアの16.8%。
2か国で世界のプラチナの90%以上を産出しています。
プラチナとホワイトゴールドが混同される事が多くありますが、
二つは全く別の金属です。
ホワイトゴールドは金に白い金属であるパラジウムや
シルバーを混ぜた合金。
そのため若干黄色かかった色合いになります。
その色を消すために表面にロジウムと言うメッキ加工を
しています。
本当に純粋に白く輝くのは白金=プラチナだけ。
指輪を貰った時の気持ちを忘れずにいつまでも
プラチナと同じように輝いていたいものですね。
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