初秋の空にぽっかりと浮かび黄金色に輝く満月。
十五夜とも呼ばれるいわゆる「お月見」ですね。
お月見とは?
お月見とは旧暦の8月15日ですので現在の暦で言うなら
9月頃。
中秋の名月とも言われ、すすきやお団子をお供えします。
そもそもお月見とは収穫に感謝する感謝祭です。
昔は月の満ち欠けによって農作業が進められていたため
月にも感謝していたのですね。
お米を潰して月に見立てたのが月見団子の始まり。
その数は満月の数である12個(閏年は13個)や
十五夜だから15個と言う二つの説があります。
どちらにしてもピラミッドのように高く積み上げるのが
特徴的ですよね。
お月見のお供え物は?
お団子の他にも里芋などのイモ類の収穫を祝う祭り
ですのでそれらをお供えします。
この時期採れた野菜や果物を盛ると良いとも言われます。
ツルものは月との繋がりが強くなると言われる
縁起物のお供えです。
それらの横にある定番が「すすき」。
ススキは神様の依り代と言われています。
またその鋭い切り口が魔除けになるともされており
お月見のあとに軒先に吊るす習慣のある地域もあります。
御供え物やススキを置く「月見台」。
一般のご家庭にはありませんので、テーブルやちゃぶ台で
代用可能です。
設置場所は「月が見える場所」。
ベランダや出窓・軒先など、とにかく月が見えれば
どこでもOKです。
出窓が無ければ窓辺でも大丈夫です。
お月見の夜、天気が良くて綺麗に月が見えるのなら
窓際で食事をしてみませんか?
部屋の灯りを少し落としてお供え物と月を眺めながら
のんびりと過ごす。
御供え物は暫く置いたら食べてOK。
月との繋がりを強くしてくれると言われています。
月見団子を頬張りながら子供と一緒にうさぎを探すのも
また一興ではないでしょうか。
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