夏休み、お盆の時期になると、どこにいっても
人が混雑しています。
せっかくのまとまった休みぐらいはゆっくり
羽を伸ばしたいと思いますよね。
どうせなら普段行けないような所でのんびりと。
それは皆も同じ考えであるから難しいですよね。
しかし、全てのスポットが埋まっているとは
限りません。
例えば、夏場に温泉にゆっくり浸かって
疲れを取る、なんて考えも良いじゃないですか。
暑い時期に熱いお湯に浸かるなんて考えも
乙なものです。
そんな人が増える時期でも、
穴場と言える温泉をご紹介していきます。
山梨県 下部温泉
温泉と言えば湯煙のでる熱いものを
想像する事でしょう。
しかしこちらの温泉は、
その概念を覆す「冷たい温泉」なのです。
下部温泉は武田信玄の隠れ湯とも言われ、
徳川家康も訪れたとも言われています。
一番有名なのが「不老閣」と言う温泉宿で、
お湯に含まれた炭酸と源泉温度20度と
夏場でも冷たく感じる岩風呂が特徴です。
有数のラジウム濃度を誇るこの地の温泉で、
古くからの湯治効果も高くとても人気の
高い温泉宿と言えるでしょう。
シーズン中はもちろんの事、冷たい温泉
目当ての方も多く訪れるので
念の為、宿を取る際には確認が必要です。
他にも、温泉やどの中心にある
「裕貴屋(旧本湯大市館)」には、
足元から湧き出す岩風呂になっており
源泉温度は30度程度と言う、
温泉と言うには低すぎる温度が特徴です。
宿泊者専用の貸切露天風呂や小浴場も
別にあるので、通常の温泉に浸る事も出来ます。
ただ、こちらの宿は、男性のみや団体客、
中学生未満は受け付けていません。
石川県 岩間温泉
こちらは夏にオススメ、と言うより
夏にしかいけない温泉です。
なぜ夏にしか行けないかと言うと、
この地域は豪雪地帯の為に
冬場になると雪が積もってしまい、
宿に続く林道が閉鎖されてしまうから
だそうです。
自然が相手では仕方ありません。
この岩間温泉は、日本の3大名山に
数えられる「白山」にあります。
この岩間温泉がある「山崎旅館」は、
石川県道である岩間一里野線が
唯一のアクセスポイントとなっており、
白山国立公園や世界遺産の白山郷に繋がる
白山白川郷ホワイトロードの近くに構えて
います。
2005年から2012年の間まで改修工事
などで営業休止をしていましたが
今現在は営業を再開しているので、
予約も受付中です。
和歌山県 川湯温泉
世界遺産である熊本古道の直ぐ近くにある
川湯温泉は熊野本宮温泉郷の1つとされて
います。
こちらの温泉は一風変わっており、
なんと自分で温泉を作れてしまうのです。
川底から湧き出す源泉が、熊野川の
支流大塔川と混ざる事で、
丁度良い湯加減になるのです。
これを利用し、川原付近を掘るだけで温泉が
湧き出る為に清流のそばで川遊びをしながら、
かいた汗を自分が掘った温泉で流すなんて
事も出来るのです。
川の付近を見ていると、川遊びしている
人達に混じって温泉に浸かっている人が
いる、と言った不思議な光景が見受け
られます。
宿に泊まらなくても、川沿いでキャンプ
をしながら温泉に浸かる、なんて事も。
冬季限定の仙人風呂と言うものもあり、
これほどフリーダムな温泉は全国でも
ここだけでしょう。
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