子供の頃、自宅や祖父母の家に届くお中元は
中身がとても楽しみでした。
ジュースは普段飲めない美味しいものでしたし、
ゼリーやハムなど魅力的でした。
油や素麺は子供心につまらなく思っていましたが、
主婦になった今、そちらの方がどれだけ助かるか。
そして頂いた分だけお返しをしなくてはならない
のですから子供は本当に幸せなものです。
お中元の時期、期間は
お中元というのは、
中国の道教の思想が元になっているようです。
上元、中元、下元の3つのうちの一つで、
現在日本で行っている中元だけが残ったようです。
旧暦の7月15日のことですが、
明治の改暦のせいで新暦と曖昧になっています。
東日本では7月15日、
西日本では8月15日となっています。
実際主人の実家は夏休み前、
私の実家は夏休み始まった頃に送ります。
マナーとして、履物や筆記用具などは贈らないように
なっているらしいですが、
私は今まで食べ物以外のお中元を見たことがありません。
デパートのお中元ギフトセット、解体セール
子供の頃、夏休みの始めには母に付き添って
お中元を買いに地元の百貨店に行くのが恒例でした。
お中元の会場は催事の大きいフロアにあり、
その時期はいつ行っても混んでいました。
なぜ母が私たちを連れて行ったのか分かりません。
妹とともに、母に提案をしては却下され
最終的にうるさいということで座って
待っていることを命じられました。
私たちが提案したのはゼリーの詰め合わせや
カルピスの詰め合わせ、お菓子の詰め合わせなど
自分たちが欲しいものだったのですから
却下されるのは当然かもしれません。
母は毎年どのお宅にはこれ、
と決まったものを送っていたようです。
しかし大人になって知ったのですが、
デパートのお中元ギフトセットは、
時期が終わると解体セールをするのですね。
今となってはそちらが楽しみです。
私がやり取りするお中元
幸いにも主人の会社はお中元のような
時節のご挨拶の習慣が無く助かっています。
しかしやはり特別にお世話になった方はおりますので、
ご挨拶をしています。
転勤族ということを最大限に活かし、
その土地の名産を送っています。
今までで喜ばれたのは宮崎産太陽のタマゴでした。
私はマンゴーが食べられないので分かりませんが
とにかく美味しいらしいです。
あと宮崎牛も良い贈り物でした。
うちが頂くのは両実家からくらいですが、
主人の方からラーメンが、私の実家からは
黒豚が送られてきます。
私の地元は白熊という練乳の氷が名産なので、
県外に送ると喜ばれます。
名物に旨いものなしというのは嘘です。
今は揖保の糸の産地におりますが、
次の転勤地はどこやら。
貰う方は珍しくて良いかもしれません。
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