世間では東北や熊本の大震災によって
防災に対する意識が高まって来ています。
ここ最近で一番古いのが阪神大震災で
それから約20年の間に東北と熊本で
大地震が発生しました。
研究者の話では近いうちに関東や東海でも
大地震が起こるとも言われています。
もはや震災は他所の話ではなくなりつつ
あります。
皆さんも防災に対する意識や準備は
少なからずあると思います。
そこで今回は身近なもので
手作りの防災グッズについて
お話したいと思います。
日用品で作る簡易防災グッズ①
家にあるようなもので作る防災グッズを
ご紹介します。
最初は簡単なところから行きましょう。
・紙で作ったマスク
これはペーパータオルのようなやや固めの紙が
良いでしょう。
紙と輪ゴムとホチキスだけで作れます。
紙を三つ折にし、上の部分を折りたたんだ
左右を外側に向かって折たたみ、上下に
開きます。
折り目がついた方を裏返しにして、
左右を中心に向かって折りたたみます。
最後に中心に向かって折りたためば下地は
完成です。
出来上がりは長い棒状になっていると
思います。
その長い棒状の紙の両端に輪ゴムを
止めます。
止める時は両端を折って、ゴムを巻き込む
ようにして止めると良いでしょう。
ホチキスで止める時は輪ゴムを刺さない
ように気をつけてください。
この際のゴムの長さにも寄りますが、
あまり短いと耳が痛くなりますので
2個ずつ結ぶなどをして、長さの調整を
してあげてください。
これで折りたたみ簡易マスクの完成です。
使う時は折り込んだ方を口側にして開いて
いきます。
あまり強く引っ張ると破れてしまうので、
そーっと開きましょう。
使わない時は折りたたんだ状態なので、
持ち運びもきれいにまとめられます。
折り方や紙の大きさを変えるだけで、
サイズも変えられるのでオススメです。
日用品で作る簡易防災グッズ②
次は新聞紙で作る食器です。
NHKのテレビなどで紹介された事も
あるので、知ってる人も居るかも
しれません。
子供の時に新聞紙で作ったカブトのような
感覚で簡単に作れます。
・紙コップ
まずはコップから作ってみましょう。
新聞紙を用意して閉じた状態で1/4に
折ります。
次に折った新聞紙の角を上辺に合わせて
三角形に折ります。
そうすると反対側に長方形が出来ている
ので、これを後ろに折ります。
次に、最初に折った三角形を元に戻して
正方形の形に折ります。
今度は正方形になるように折ってください。
正方形が出来たら、半分に折って三角形
にします。
今度は底辺の二つの角を反対側の辺の中央に
来るように折ります。
両方折ると台形と三角形の形が現れ、
ポケットができるはずです。
三角形の一枚目をポケットの内側に
織り込みます。
残った部分を内側に入れていき、
お椀の形になったら完成です。
あとはその新聞紙のコップの内側に
ビニール袋などを入れれば、何回でも
使えます。
このままだと立てて使うには不安定かも
しれませんので、コップの中に棒状にして
丸めた新聞紙などを入れて
上からビニールなどをかぶせてしまえば、
土台が出来て安定して立たせる事が出来ます。
折り方や別の紙を用意する事でも、
応用で皿などにも使えます。
日用品で作る簡易防災グッズ③
・ツナ缶ランプ
これはちょっと強引な方法ですが、
意外と侮れません。
用意するものは油漬けのツナ缶とティッシュ、
それと火です。
缶切りやカナヅチ、金属製の先の尖った
ものもあると良いでしょう。
この際用意する缶はツナで無くても
構いません。
中身が油漬けと言う事が重要です。
ツナ缶でも水煮ではランプにならない
のです。
大抵のツナカンはプルタブ式なので、
平坦部分を上に向けます。
中央に缶切りなどの工具を使い穴を開けます。
あまり大きすぎると後が面倒なので
出来るだけ小さくしましょう。
次にティッシュでこよりを作ります。
ろうそくの芯のように先端だけねじれば
良いです。
ティッシュの長さは大体で良いですが、
缶の2倍ほどの長さで良いでしょう。
コヨリにしたティッシュをツナ缶の穴の中に
入れれば完成です。
あとはティッシュに火を点ければランプ
として機能します。
ツナ缶を食べた後の空き缶に油が入って
いる状態なら、そのままティッシュを
浸けて使ってもランプになります。
ランプとして使っても、燻した様な風味に
なっていますがちゃんと食べられます。
数時間は火が消えないくらい長持ちします
ので、意外に便利なんです。
注意点としては、ランプの火が消えた後は
早めに中身を食べましょう。
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