うつには治療法の一つにカウンセリング
がありますが、うつは難しい病気で、
相談だけで治るものではありません。
また、判断が難しい病気でもあり、
自分をうつだと思い込んでしまい
実際にうつになるケースもあります。
悩むことがうつを進行させてしまう
原因であるので、悩まないことと言う
のが一番難しい理由だからです。
今回は引き続きうつの経験をブログで
つづった方の体験談を紹介します。
うつ病入院日記その2
今回の体験談を語ったブログ主さんは
客観的に周りを観察していました。
通院から入院まで、入院後から退院まで
の記録を分析できていたので、幸い軽度の
うつだったと推測されます。
しかし、だからと言って完全にうつを
克服したと言えないのがこの病気の怖い
ところです。
まずうつによる入院には種類があり、
その一つが任意入院です。
これは一般的な入院で、患者と医師の
同意のもとで入院生活を送ることです。
双方の同意さえあれば退院も可能なので、
ブログ主さんは任意入院だったことが
解ります。
次に説明するのが強制入院です。
文字通り強制的に入院措置を取られる
ことですが、これには精神科医の
指定医2人の判断が必要です。
ドラマやフィクションの世界などで
よく聞く言葉ですが、現実にはそうそう
ありません。
そして医療保護入院というものがあります。
これは少し特殊で、精神保健指定医
である精神科医と家族などの代理人を
通して、患者の意思とは関係なく
強制入院の措置が取られることです。
患者本人ではなく代理人の許可を得る
強制入院なので、当然のことながら
拒否権は患者にありません。
医師の判断がない限りは入院拒否や
退院、治療拒否は不可能です。
このように入院には3種類があると
いうことをブログ内で説明されて
いました。
退院までの経緯
ブログ主さんは任意入院だったので、
退院も医師の同意のもと自己判断で
できたと説明しています。
軽度のうつということと、環境による
うつの悪化を考慮した判断だという
ことが内容で想像できましたが、
こういったケースによる退院もできる
ということがブログの説明で初めて
知ることができました。
さて、任意退院ですが、これには
条件が付くようです。
ブログ主さんは一週間の外来通院を
条件に早期退院ができたと説明して
います。
精神科での入院はブログ主さんの体験談
を読んでいる限りでは相当精神的に
来るものがあり、客観的に自分を
見れる人には辛そうな環境でした。
環境が整っていない限り入院は
オススメしない、もう入院したくはない
と語っていました。
重度のうつの場合は入院も止む無し
と言えるでしょうが、入院もしくは
長期入院するにはやはりそれなりの
理由があるということが理解できます。
この後、ブログ主さんは再び入院する
ことになったそうですが、二度目の
入院となると最初とは状況が違う
ようでした。
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