皆さんはコンプライアンスと言うものを
ご存知でしょうか?
簡単に説明すると、企業や会社で法に
触れないように定めること、法令遵守
のことを指します。
コンプライアンスを定める、
コンプライアンス体制を整えるなど
サラリーマンの言葉として耳にする
機会も多いでしょう。
なぜこのような言葉が最近は特に耳に
するのか気になったことはありませんか?
それはやはり企業ぐるみの不正行為や
違反などが目立つようになってきた
からでしょう。
今回はそんなコンプライアンスに
関わるお話を紹介します。
法令を遵守するもの「コンプライアンスオフィサー」
法令遵守=コンプライアンスはただ定める
だけでは確実に不正行為を守れるとは
限りません。
実際に法律を定めている世界各国で犯罪が
無くなっているわけではありませんよね?
ではこのコンプライアンスをより確実に
するものは何なのか、コンプライアンス
オフィサーと言う存在があるわけです。
初めて聞く人もいるかもしれない
コンプライアンスオフィサーと言う名称。
企業や会社における法令遵守責任者の意味で、
誰でもなれるわけではありません。
日本コンプライアンス・オフィサー協会と
言うものが存在し、その協会が主催する
資格を取得しなければいけません。
弁護士や会計士などの資格と同様に誰でも
名乗れるわけではないのです。
企業が法律違反や反倫理的な行為をし、
その存続が危部まれないための
コンプライアンスオフィサーなのです。
いわば企業内のおまわりさんみたいな
コンプライアンスに目を光らせる存在です。
コンプライアンスオフィサーになるにはどうすれば良いのか
コンプライアンスオフィサーになるため
には資格を取らなくてはいけませんので、
当然試験を受けて合格する必要があります。
資格を取るには認定コンプライアンス・
オフィサー試験と言うものがあるので、
まずこれに合格することを目指します。
それでは認定コンプライアンス・
オフィサー試験について解説します。
難易度ですが、国家試験のような難しい
ものではなく、比較的やさしいと
言われています。
法令の専門家としての幅広い知識を必要
とするため、相応の努力はもちろん必要
となります。
まず、試験は3科目あり、その全てに
合格する必要があります。
3科目につき、科目毎に択一式30問+
記述式6問前後の試験が行われ、
科目合格の有効期間である合格発表時
から2年間の間に3科目合格する必要が
あります。
つまり2年以内に3科目合格すれば良い
ので、1科目だけ合格した場合は2年以内
に2科目を合格させれば良いと言う
わけです。
認定コンプライアンス・オフィサー試験概要
受験資格に特に制限はなく、社会人経験が
3年以上あれば誰でも試験を受けれると
言うのもコンプライアンス・オフィサー
認定試験の特徴です。
この認定試験はネット申し込みも可能で、
科目合格の有効期限の2年間の間に3科目
すべて合格すれば晴れてコンプライアンス
オフィサーを名乗れます。
試験内容については受験案内のリンクを
張っておきますので、良ければ参考に
してみてください。
=>http://www.ocod.or.jp/juken_cco.html
社会人経験としての実務経験が3年以上
とありますが、この経験がコンプライアンス
関連でなくても構わないということなので
どんな職業でも実務経験が3年以上あれば
OKと言うことですね。
受験案内の書き方だとアルバイトの方でも
3年以上続けていれば一応資格は満たして
いることにはなると思いますが、
一応問い合わせて確認すると良いでしょう。
合格基準は満点中70%の得点率で合格と
なりますが、各回の難易度や受験者の数で
変動すると考えたほうが良いでしょう。
願書の受け付けは2回に分けて4月上旬~
6月中旬頃までと8月下旬~11月中旬頃までの
年に2回あり
試験日程が7月中旬頃と12月中旬頃の年2回
になります。
つまり合格までに4回チャンスがあると言う
ことなので、それまでに3科目合格すれば
コンプライアンスオフィサー認定となる
わけです。
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