コンプライアンスとは法令遵守のこと
であり、不正や法令違反を律するため
の言葉です。
何も企業だけに限らず、公務員にも
適用されている事柄です。
今回はコンプライアンスへの意識と
姿勢について調べてみました。
コンプライアンス研修とは
最近は企業だけでなく公務員も
コンプライアンスへの取り組みに力を
入れていることが見受けられます。
企業のコンプライアンス違反がこれほど
多く取り沙汰されているのですから、
信頼回復と言う意味でも当然と言えます。
そこで多くの組織ではコンプライアンス
研修というものを実施しています。
具体的には、コンプライアンスの背景
とその本質を理解し、コンプライアンス
違反が起きやすい組織の特徴、原因など
取り掘り下げて理解を深めていくもので、
違反したものへの制裁などについて
考えていきます。
さらにはこのコンプライアンス研修の
最後に、現場に復帰してから留意すべき点
をまとめたチェック表を作成します。
業務に合わせた事例や取り組みを具体的
に検討するので、理論だけに留めない
実践的な研修になります。
この研修終了後にレポートを提出する
のですが、実際に受講者が理解し、
自分の頭で考えた言葉で感想文を提出
します。
感想文と言うと読書感想文を連想する
人もいると思いますが、体験文と言った
ほうが的確かもしれません。
自分の意見が全く反映されていなかったり、
ただのコピペのような文章ではなく、
「自分の言葉」が大事なのです。
コンプライアンス研修で懸念されること
感想文を苦手に感じる人はおそらく多い
のではないでしょうか?
最近では読書感想文から、果ては大学の
レポートまでネット検索でコピペする
ものもいるくらいです。
実際にネット検索で「コンプライアンス研修」
と入れると予測キーワードで「感想文」
と言う言葉がついてきます。
単にほかの人の感想文を参考にしたいだとか、
興味本位という人もいるかもしれませんが
中にはコピペ目的の人が居てもおかしく
はないでしょう。
実際にそのことを懸念している方もおり、
コピペなどをするくらいなら研修の意味が
ないと苦言を呈しています。
コンプライアンス教育やコンプライアンス
コンサルティングの立場からすれば、
これは見過ごせない状況なのでしょう。
研修はコンプライアンスに抵触しないため
に行うものであり、軽んじる者が順守できる
とは思えません。
認識を改めるだけで、増加傾向にある
コンプライアンス違反事例も抑えられる
はずなのです。
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