年末が近づいてきますと気になるのがお歳暮ですよね。
皆さんはお世話になった方へ、お歳暮を贈っていますか?
このお歳暮の習慣、実は江戸時代頃から
始まったそうなのですが、ご存じでしたでしょうか?
お歳暮の意味は?
江戸時代、正月事始めの12月13日になると、
当時の商人たちはその得意先や大店に贈り物を持参して
日頃のお礼と挨拶に回りました。
その後一般の人々にもその慣わしが広まり、
分家から本家へ、嫁ぎ先から実家へと贈り物を
配るようになりました。
この行為を「歳暮回り」と呼ぶようになり、
次第に歳の暮れの贈答品そのものを「お歳暮」と
言うように定着していったようです。
当時の贈り物とは、新年の歳神様を迎えるための
供物(お酒、お餅、数の子、塩鮭等)だったそうですが、
現在では正月の準備の足しになる物というよりは、
贈る相手の好みや家族構成、暮らしぶりなどを適宜
考慮して選ぶ必要があります。
喜ばれるお歳暮とは?
では具体的に、贈って喜ばれるお歳暮とは何なのでしょうか。
もらって嬉しいお歳暮
第1位 カタログギフト
第2位 牛肉
第3位 お菓子の詰め合わせ
第4位 商品券
第5位 調味料
第6位 ビール
第7位 海苔
第8位 飲み物
第9位 洗剤・石鹸
第10位 魚介類・果物※「マイナビニュース」より引用
上記は「もらって嬉しいお歳暮」というアンケート結果
ではありますが、裏を返せば「贈ったら喜ばれるお歳暮」
となります。
カタログギフトというのは、結婚式の引き出物や香典返しの
イメージがありますが、お歳暮でも人気があるのですね。
自由に選択できるという点では贈る側としては
失敗がなく無難かもしれません。
また第4位の商品券は、贈る側としては実用的すぎて
味気なく感じる、との意見がありますが、
もらう側としては嬉しい贈り物と言うことです。
また第2位の牛肉は、別のアンケート結果でも上位で
人気がありました。
普段自分では買わないような高級和牛肉は喜ばれること
間違いないようです。
第10位の魚介類ですが、ここでは蟹を指すと
考えたほうが良く、新巻鮭などは、
自分でさばくのは大変ですし大きすぎて
冷蔵庫に入らないなど、
もらって困るお歳暮のひとつのようです。
ただし、アレルギーの心配もありますので、
蟹などの魚介類よりは同じ生ものでもやはり
牛肉の方が人気なのでしょう。
いずれにしろ、カタログギフトと商品券以外は、
普段自分では買わないようなとか、ちょっと珍しい、
ちょっと贅沢なランクの商品、という付加価値が、
喜んで頂くには当然必要になってきます。
しかし苦手な人に高級コーヒー、飲めない人に希少地ビール、
というのでは、せっかくの気持ちも伝わりようは
ありませんので、やはり贈る相手の好みなどの
事前リサーチは重要になってくると言えるでしょう。
一年の締めくくりとしてのお歳暮ギフトですから、
真心こめて選びたいですね。
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