これからの時期、毎年花粉症に悩まされる
という方も多いのではないでしょうか。
いまや国民病ともいえる花粉症ですが、
数字にするとなんと日本人の5、6人に一人
の発症率、2,000万人以上の患者がいると言われています。
いったい何が原因で、どうして日本人に多く見られるのか、
ちょっと調べてみました。
花粉症の原因は?
一般的に花粉症と言えば「スギ花粉症」を差します。
これは、第二次世界大戦後、国が木材を供給するため
拡大造林政策を唱え日本各地にスギやヒノキを植林したため、
日本が特にスギ花粉症を発症しやすい環境となってしまった
からのようです。
そのうえ、日本が都市化していくにつれ、アスファルトや
コンクリートが増え、花粉が地面に吸収されなくなり、
常に空気中を舞っています。
それから、排ガスなどの光化学スモッグを
長期間吸引していることも重なって、
ついにスギ花粉症を発症、
悪化させてしまうという図式のようです。
しかし、花粉症はこういった環境要因だけでなく、
遺伝的要因や栄養的要因など様々な要因も関係があるとされ、
その全容は未だ解明されてはいないそうです。
花粉症は地域によって違う?
また、北海道にはスギの木が少ないためスギ花粉症よりも
イネ科の花粉症のほうが多く、アメリカやヨーロッパでも
同じくイネ科の花粉症が多いのだそうです。
こうして見ていきますと、
花粉症にならないほうがなんだか難しいような気がしてきますね。
花粉症の症状は?
もし花粉症を発症してしまったら、
いったいどんな症状が出るのでしょうか。
わたしたちの体は、
体内に取り込んだ異物を外に出そうと機能します。
そのため、これを排除しようと鼻水、くしゃみ、鼻づまり
といった症状が出ます。
これを花粉症の三大症状と呼ぶそうです。
さらに、目のかゆみ、涙目、充血などの症状や、
下痢や吐き気などの胃腸症状、最近は顔や目のまわりが
かゆくなるなどの皮膚症状が出る人もいるそうです。
風邪と混同しやすい症状ですが、花粉症の場合、
微熱は出ても高熱は出ず、
頭痛やのどの痛みもあまり見られないようです。
気になる方は早めに病院へ行って治療しましょう。
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