せっかく届いた結婚式のご招待。
お祝いに駆け付けたいけれど、多忙だったり体調不良だったりと
止むを得ず欠席する場合に、新郎新婦に申し訳ないと
感じてしまいますよね。
そんな時、式には参列出来ないけれど、せめてものお祝いを
伝えたい方への方法をご紹介いたします。
(1)電報を手配する。
招待状が手元にある場合、式場と両家のお名前、
時刻などが記載されていますね。
それを元に電報の手配をしてみましょう。
NTTなどの電報サービスでもぬいぐるみ電報など
結婚式向けのものが用意されており、
携帯電話からの注文も可能です。
電報代は携帯電話の使用料と共に翌月請求されますので、
固定電話のない方でも利用が可能です。
また、多くのネットショップでも電報を扱っていますので、
予算に応じて電報を送ることも出来ますよ。
電報だけでも十分喜ばれますが、昨今の結婚式で喜ばれるのが
バルーン電報やフラワー電報です。
会場や受付に飾ることも出来ますし、
プリザーブドフラワー等のものでしたら新居に持ち帰り
飾っていただくことも可能なので新郎新婦が喜ぶと耳にします。
特にバルーン電報などはゲストの目をひきますので、特に喜ばれます。
しかし、バルーンという特性上、配送時に割れてしまう
恐れもありますので、そのネットショップを利用した方の
レビューなどを参考にしながらショップを選びましょう。
私は以前、遠方の友人の結婚式に欠席した際、
バルーンの中に生花が入ったバルーン電報を送りましたが、
配送時に割れていたらしく中には割れた風船と生花だった
という悲惨な過去があります。
レビューを見るとそのような体験をした方が
多くいたショップでしたので、
ネットで電報を送る際はレビューに目を通すことを忘れずに!
また、式場によってはバルーン電報やフラワー電報などの
受け取りをお断りしている所も多いので
事前に電話で確認をしておくといいですよ。
また式当日に届くより前日に到着するように手配をしましょう。
当日は慌ただしいので式場の方が新郎新婦に手渡すのが
式後になってしまったという例もあります。
(2)お祝いを贈ろう。
結婚式に出席しなくとも、
招待されたのであればお祝いをお贈りしましょう。
ご自身の結婚式に出席して頂いていたり、
お祝いを頂いているのであれば同等の額のものを
お贈りする方が好ましいですが、
欠席のご祝儀は1万円で良いとされているところがほとんどです。
しかし、逆の立場になってみて考えてみてください。
B:結婚式に欠席された方からご祝儀1万円と品物が届いた。
どちらが嬉しいですか?
私はBの方です。
品物は2,000~5,000円程度の物でいいと思います。
新居で使える物などが喜ばれますよ。
ちなみに私が結婚祝いで頂いて重宝したのはバスマットでした。
バスマットっていいものは高いし、
自分では高いバスマットってなかなか購入しませんよね。
毎日綺麗なバスマットを使いたい私は、
バスマットを数枚色違いで贈ってくれた友人の
センスの良さを感じました。
「なかなか自分では買わないけれど、あったら嬉しい生活用品」
を考えて贈ると、思いのほか、喜ばれたりしますよ!
結婚祝いに…とプレゼントを考えると、
どうしてもペアグラスや食器などが浮かびがちですが、
そういった趣味やセンスと無関係のアイテムを贈ることも頭に入れておくと、
「センスのいい人」として認められるかもしれません!
出来ることなら式の前後に直接お渡し出来るのがベストですが、
なかなか会う機会のない場合は大安などの良い日に
到着するように発送しましょう。
また宅配で現金は送れませんので、
現金書留で送るようにしましょう。
書留でも日付指定が可能ですよ!
(3)一度出席と返事をしたのに急きょ欠席する場合はどうしよう?
結婚式に出席しようと思っていたけれど、
欠席せざるを得ない状況になることもありますよね。
そんな時はどうしたらいいのでしょうか?
まず、新郎新婦に電話で欠席せざるを得ない状況に
なってしまった旨を報告しましょう。
式まで1カ月以上あるキャンセルの場合は
(2)のような形でお祝いをお贈りすれば良いのですが、
席次なども決定し始める1カ月を切った段階でのキャンセルの場合は、
新郎新婦に席次を再度考えてもらわなければいけなくなり、
色々の手配をさせてしまいます。
こういった日取りまであとわずかの止むを得ないキャンセルの場合は
式に出席する時に包むご祝儀と同額をお包みすることがマナーです。
その場合は式の前に送るか、式が落ち着き、
新婚旅行などから帰られた時期を見計らいながら
現金書留で送りましょう。
現金をそのまま包むのではなく、ご祝儀袋に入れるのを忘れずに!
また、お詫びの言葉などもカードなどに添えるとスマートです。
式当日にも上記でご紹介したように電報を
送るなどの配慮が必要になります。
私も式2週間前に体調不良のため、
友人の結婚式に出席できない状況になり、
欠席を申し出たことがあります。
友人は私の体調を気遣ってくださいましたが、
大変心苦しく、式を挙げる数日前の大安の日を狙って、
現金書留で3万円お包みしました。
式当日にもバルーン電報が届くように手配をしたので、
結婚式に出席するよりも出費が多かったような気がしますし、
少し勿体ない気持ちにもなりましたが(笑)
(4)引き出物がしょぼかったor内祝いが来ない
ご祝儀に、美容院でのヘアメイク…何かとお金がかかったのに
引き出物がカタログギフトだけだった。
お料理が美味しくなかった。
お祝いを贈ったのに内祝いが来ない・お礼の言葉もない。
などと言った悩みを抱える方も多いですよね。
ケチくさく思われるのも嫌なのでぐっと飲み込むけれど
釈然としない…そんな経験はありませんか?
私は、結婚祝いで式を挙げない友人に1万円ご祝儀袋に
入れて贈りましたが、内祝いと称して返ってきたものは
冬場に履くモコモコのルームソックス1足だったという
衝撃な内祝いを頂いたことがあります。
一瞬何かの間違いかと思ってしまいましたが、
当の本人たちが「内祝い」と称しているのだから
仕方がないと思いました。
結婚式に出席して「損した」と思うことはあるかもしれません。
財布から出ていく金額も大きいので、
余計にそういった面でもやもやを抱える人の
愚痴もよく耳にします。
しかし請求できるものでもありませんし、
そこは「仕方がない」と割り切る他ないのですが、
自分を慰めるために「常識を知らないのかな」
と思いこむと少し楽になりますよ。
貴方がマナーをわきまえているからこそ、
生じる感情なのではないでしょうか?
いかがでしたでしょうか?
冠婚葬祭の中でも一番おめでたい結婚。
マナーをわきまえたスマートな対応がとれると、
欠席していても相手からの株が上がることがお分かりになりましたか?
出費もかさむものですが、縁あって結ばれた2人の門出を
お祝いする気持ちを忘れずにお祝いをしたいものですね。
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