春の足音が近づくにつれ、いえ、近づく前から、
日本人の多くの人が気になるのがスギ花粉の飛散ですよね。
花粉飛散量は?
今年2014年もすでに花粉飛散予測が発表されました。
それによりますと、昨年の猛暑の影響で、
スギの木の雄花の着花状況は少なく枯れた木も目立ったため、
今年の花粉飛散量は九州の一部地域を除いて
全国的に過去10年の平均に比べて少な目の予測とのことです。
少な目、と聞くと花粉症に悩む皆さんにとっては
ほっと安堵の心持ちでしょう。
しかし、過去10年の平均値はその前の10年のそれと
比べ地域によっては2倍以上と、
飛散量自体が増加傾向にあるそうです。
花粉の飛散時期は?
また、飛散開始の時期について。
今年は年頭から低温傾向にありましたが、
2月以降は平年並みの気温との予報です。
九州・四国の一部で2月上旬、
関東・東海・近畿南部・中国・四国の大部分で2月中旬、
と見られています。
スギ雄花の休眠は低温刺激を受けることによって、眠りからさめるように徐々に浅くなっていく。
低温刺激を受けた雄花は、暖かくなるとその状況に応じて少しずつ成長を再開し、ある時点で開花して花粉を放出する。
※(独)森林総合研究所サイトより引用
花粉症の症状は?
花粉症の症状としては、
くしゃみ・鼻水・鼻づまり(鼻の三大症状)、
目のかゆみ・目の充血・涙が出る(目の三大症状)、
が特徴でひどい人になりますと、夜も眠れない、
仕事に集中できない、判断力が低下する、
など深刻な状態に陥ってしまうそうです。
花粉症の対策は?
やはり早めに病院へ受診し治療を受けることが大事ですが、
自分自身でできる対策もあります。
外出時は必ずマスク、メガネを着用する。
場合によっては帽子やマフラーで完全防備し、
上着はツルツルした素材のものが、
帰宅時に花粉を払いやすいでしょう。
外に飛んでいる花粉を室内に持ち込まないことが大切ですので、
布団は外に干さず、窓も閉めて掃除機はこまめにかける、
お風呂やシャワーは朝ではなく寝る前にして花粉を落とす、
また、睡眠時は空気清浄機を利用するなども対策のひとつです。
しっかりと対策をすることで、
少しでも症状が軽くなればいいですね。
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